ギャンブル解剖学

ギャンブルとは・・・2

2 大数の法則

前ページまでの話を聞いた方の中には、異論がある人もいると思います。その異論の根拠は、自分は勝っている(儲かっている)、控除率があっても儲かる、という所からでしょう。「俺には必勝法がある」、「大きく賭けて当たった」という方は、そういう人は大数の法則を知っていますか。

おそらく、上記での「俺には必勝法がある」という方は、以下の2つのどっちかに阿多は丸と思います。

A、勝ったときだけの記憶が鮮明に残り、負けた記憶は消えるか過小になってしまっている。
B、そのやり方でかけた回数が少なく、たまたま当たりが続いている。

Aについては、ギャンブル付けになってしまいやすいと考えられますが、今回は放っておいてBのことについて話していきましょう。

最初に出てきた、大数の法則というのは、短期間で一連の事象においては、どんなに不思議と思われる事が起きても、何度も行っているうちに、より理論上で正確な予想値に収束していくという絶対の法則です。例えば、コインの裏になる確率は50%ですよね。それで、10回ほど行って裏しか出なくても、100回、1000回とやっていくうちに、裏になる確率は50%に近づいていくということです。

つまり、少ない数でどんなに勝ち続いていても、「たまたま」そうなっただけであって、1000回、10000回とやっていけば、いつかは、負け込んでいくと言っているのです。そのため、控除率の高い、または還元率の低いギャンブルを行えば行うほど、勝てる確率は減っていくと言いたいのです。還元率の低いものでもお金が増えているという可能性もありますが、行えば行うほど、得をする確率は減っていくのもまた事実です。

みなさんが今どんなにいようと、回数を重ねれば重ねるほど、回収率は競馬なら約75%、パチンコなら約80%になってしまうと言うことです。そしてこの絶対法則を避けることもできないのです。これはこのサイトが勝手に言っていることではなく、そういっているサイトや本もいくつもあります。もし、この絶対法則が間違っていたとすれば、ギャンブル業界というのは生まれなかったでしょう。誰だって儲からない事をしたがらないのは当然です。

3 射幸心

上記までの話を聞いてもギャンブルを止める気はないという人もいるでしょう。これは人間の射幸心が働いているためでしょう。射幸心とは、思いがけない利益や幸運を望む心。(大辞林より)という意味です。簡単に言うと、楽してお金を稼ぎたいと思う心、という事でしょうか。まぁ、誰でも多かれ少なかれ思ったことがあると思いますが、これを最大限に利用したのが宝くじです。たった300円で3億円が当たるかもしれない。というのは、確かに魅力となります。

ですが、その3億円の当たる確率はどれくらいという一番大事なことを言っていません。前ページの宝くじの控除率では55%です。ジャンケンで例えるならば、S(主催者)が勝ったら1万円払い、あなたが勝ったら4500円受け取ると言うことです。こんなの馬鹿らしくて払うわけありません。

しかし、宝くじは、買う人が多ければ多いほど、出す金額は減ってきます。例えば、外れればみんなで1億円払い、当たれば4500万円受け取る場合、人数が1人だと、払う金額は、1億円になりますが、10人だと1000万円、100人だと100万円・・・日本の人口は1億人以上ですけど、一億人で行うとすれば、1人1円になります。それなら買ってみようと思う人も多いでしょうが、当たる確率は1/1億です。

それでも、控除率は一定で55%です。宝くじはこのことを巧妙に操っているわけです。しかし、宝くじで3億円当たるかもしれない。と考えると、人間は当たる確率なんて忘れてしまうのです。人間の欲は都合の悪いところを忘れてしまいがちなのです。そのため、ギャンブルで勝ち続けるには冷静さを保つことが何より大事だと言えるでしょう。

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2017/6/29 更新